ブログの仮開業にむけて

Secondguess2007-01-30

再三、というよりもこれぐらいしか書くことがないので、いつも同じことをめぐって堂々めぐりを繰り返すのが関の山だが、いつも自分がここになにかを書くということは、自分が書けることはなにもないということ、せいぜい、他の人が書いたことをなぞりなおすことでしかないということ。自分のことを書くにあたっては、自分自身に気をはらうこと、すなわち、ある種の自己省察でしかない。厳密にいうと、自分がここに文章を打ち込むにあたって考えたことはすでに考えられたことを粒さに反映したものでもすでにない。言葉にするということ、ただ、そのことだけをめぐって今の自分は深く思いをめぐらす必要があるということだ。それは、言葉、今自分が日本語という言語によって書いている文章でもって、表現へと、言葉の網目のなかへと、自分の体験をもたらすこと、そのことにより、さかのぼること、自らの体験をさかのぼること、その作業によって、言葉の網目へと、まだ言葉へともたらされていない漠然とした何かを、畢竟他者と共有しようという可能性を開かなくてはならないということ。他者とは、こうしてしか交わりえない。もちろん、そのような可能性のみがひらかれているということ。言葉の網目は、最低限の他者への開きを提供するものでしかない。そのことを常に頭の中にいれておかねばなるまい。自分は世界の縁に一人でたっているわけではないのだから。言語を共有する他者に思いをめぐらすこと、その他者なくしてこれまでに習得してきた言語とは、何の用の果たすことはないのだから。そのことをめぐって書くという行為をいまもう一度始めなくてはならない。

とりあえず明日から順次アップしようと思います。適当によんでおいてください。あと、写真をとらない人間なんで、写真などは基本的にはすくないです。字ばかりになりそうですがお付き合いください。
ここには日々の雑感をかくべきか、それとも、現在の関心ごとをかきつらねようかとまだ決めあぐねていますが、基本的にここには日本語でアウトプットしたいものを、日本語以外の言葉でのアウトプットはまた後日リンクをはるのでそこにアップする予定です。

写真提供:Henrik Aargaard Jensen