ルーマニアも日本もなつかしくてしょうがないのはなぜ?

日曜日にすでにベルリンに帰還していますが、翌日から大学にでていたり、旅行後ということもあって、やはり疲れがたまっていましたが、水曜日はちゃんと午後から講義にでて、その後、久々にサッカーの練習にもちゃんといきました。4週間練習にでていなかったにもかかかわらず、ルーマニアモルドヴァで毎日えんえんと歩き回ったおかげか、それほどコンディションもおちておらず、がんがん走れたし、体重を久々に図れば、旅行前とくらべて、4キロも落ちていてびっくり。体調はむしろいいぐらいで、ルーマニアモルドヴァでは毎日非常においしいものをたべていたのに(野菜が本当においしかったので、どっちかというとそっちが中心だったのだけれど)。練習後は、チームメイトらと、天気もよかったので、シュプレー川を見はらすバーで乾杯。ビールがうますぎてしょうがなかった。チャンピオンズリーグをみながら話もはずみ、帰宅は深夜前。昨日は、日差しがきついぐらいで、でも、待ちに待った、これぞ、ベルリンの夏。いよいよじゃ。けど、なんで今日はこんだけどんぐもりで、しかも、風がぴゅーぴゅーと冷たい?これがいわゆるベルリンのAprilwetterってやつで、つまり、4月の天気は非常にきまぐれということです。それでも週末は天気がええってねえ。楽しみじゃ。暇な人、この週末、カフェでお茶、あるいは、サッカーでもみながらビールのお誘い大歓迎。

はあ。しかし、去年10月にルーマニアを離れるときもそうだったのだけれど、今回も後ろ髪惹かれれる思いでベルリンへと戻る飛行機にのることに。なんですかね、これまで、ヨーロッパ中いろいろ旅してますが、ルーマニアほど、こんなに惹かれた国はないですわ、本当に。ベルリンは別として、例えば、チェコハンガリーも好きな国なのだけれど、やはり、やっぱり、ヨーロッパの国で、あのルーマニアはどことなく、ヨーロッパにありながら、ヨーロッパでないかもしれない気配で充満しているし、なによりも、気候なり風土が日本に近いような気もする。ブカレストを歩いていて、突如、ここは、東京都区内のどこかしら住宅地の路地に入り込んでしまったかのような体験もしたし、田舎にいけば、そこらじゅうで桜や林檎や桃の花が美しく咲き誇っているのをみて、ちょうど日本もちょうどこういう季節だな、と懐かしくもなったりして、ため息がでてしまったりもしてしまった。桜の咲く季節の京都にはもう通算で6年もいてないのだ。

ぶっちゃけ、もう懐かしいどころではなくて、ノスタルジアの域に入りつつあるのかもしれない。ま、そういうには、あまりにも、極東の島国に帰りすぎかもしれないけれど、僕にとっては、それほど3月の終りや4月の頭の日本の風景には特別な思いがある。多分、長く島国を離れていれば、いずれは誰もがそういう想いにいたるのだろうと思うけれど・・・。ノスタルジアというのは、もちろん、きわめて個人的でもあり、また同時に、ある種のコレクティヴな、それぞれのかつての場所や故郷、そしてそこでの過ぎ去った時間への想いなのだろう。いずれにせよ、その想いの度合いは過ぎ去った時間とどれだけその場所から離れているか、ということに大きく左右されることになる。多分、5年や6年やそこらでは、また、その場所へ、望めば、いつでも帰れるのであれば、口にするにも恥ずかしい類のことばなのかもしれないが・・・。

まあ、今日はこれでおしまい。この6ヶ月に二回もルーマニアにいってもうたんやし、こりゃなんかかかなあかんでしょうが、幸い今学期は時間があるゆえなんか書きます。ではまた自戒。

そーいえば、写真をアップしてるので、御覧あれ。
http://picasaweb.google.de/kodoberlin