学期前放浪予告:ルーマニア、モルドヴァ、ウクライナ編

  • キシナウが呼んでいる・・・(Wikiから引用、自分で取った写真ではありません。)

さて、おひさでございます、みなさま。
無事、先日月曜日ほぼ一年間先延ばしになり続けていた美学科の中間試験に合格して、ぼちぼち卒論準備と卒業への道筋を整えることになりましたが、すでに4月。まわりがイースター休暇で伯林をあとにした友人たちや、空っぽになるどころか観光客で浮かれかえるベルリンを横目に、うらめしやー、と試験の準備におわれとりましたが、合格、と、めでたい、ってこととで、あと夏学期開始まで2週間をきったこの時間はひさびさの完全オフを決行。これを有効につかわん手はない。ということで、もはや恒例ともなった学期前放浪を決行することにあいなりました。もちろん行く先は伯林より東側、西側は絶対にありえませぬ。
ところが。行き先が今のいままで決まらんかったのです。試験の3,4日前ぐらいから、そういや、どこかいくんとちがったのか、そんなんいうたかて、今、そんなこと考えているひまないやろー、と考える暇を与えてこなかったのですが、月曜、試験にうかったのち、春の日差しを浴びながら、博物館島の向かい側にこしかけて、シュプレー川を行きかう船を眺めながら、あー、試験終わったなー、しっかし、なんか空虚やなー、と1時間ぐらいとなんも考えんとぼけーっとするぐらい脱力、その後は、なにをするでもなく、おなかも減っていたので、地下鉄に乗ってクロイツベルクに昼食をとりにいって、気がつけば、コトブサトアーの周辺からS-BahnのNeukoellnまでふらふら歩いている始末で、帰りのS-Bahnでようやく我にかえって、そーいや、明日からどないすんねんと、思い当たる始末。うーむ。我らがイヴィツァ・オシムもいっていたではありませんか、「ライオンに襲われた兎が肉離れをしますか」と、オフなんかしても意味はないと。頭はつかわなければ、衰え続ける。確かに。この2週間をさらに有効につかって読書のため図書館にこもるか。読みたい本はなんぼでもある。ヘブライ語チェコ語をこの際ちゃんと自習せなあかんのも事実。いやいや、家探しをこの間に、なんてことも頭を掠める。しかーし、思えば、この半年間、ルーマニアから伯林へ戻って以来のこの半年間、いつかこの地へあいしゃるりたーん、と思い続けたのではなかったのか、夏学期がはじまったら、それこそ8月9月までまた伯林から一歩もでれんようになってしまうやろが、と、思うが矢先、やはりこれは2週間再び学期前放浪じゃ、ということになった次第でございます。

というわけで、今日は、学期前放浪予告。行き先は再びルーマニア、そしてモルドヴァウクライナ。ということで、しばらく伯林から2週間ほど消えますんでよろしく。といいつつ、まだいつ出るかも決めてないのですが。多分、土曜日。ブカレストへ。三度目。問題は、伯林への帰りで、ウクライナからポーランド経由で直で陸路で帰還してもよいんやが、3年前のウクライナを放浪した帰り道、相当疲弊させられたので、帰りはやはり飛行機でぴゃーっと伯林へ高飛び、これは今回は譲れない。やわでんな、年ですねん、これは。
それはともかくケチろうとおもったら、なんぼでもケチれるので(3年前は伯林からキエフまでなんと35ユーロでいけたゆえ。この顛末は伯林での同志であるベルリン中央駅さんのブログにあるのでチェックしてください。)、この場合は陸路がいいのだが、ウクライナの西の端のリヴィウからでも最低丸一日はみないと伯林には戻れない。めんどくさい。それゆえ、まだ帰りの飛行機をいまだにネットで検索中。こういうときは高くつく。あーめんど。また陸路にすべきか、それとも、ブカレストからぴゃーっと、ドイツまで飛行機か。まあ、旅行の終盤は疲れてるやろうから、それでもいいんだろうけれど、ちょっとまだ決めかねてる。というわけで、土曜の出発までとりあえずこの話は続きます。ということで、また自戒じゃ。